社長ブログ

株式会社アイネット

2021/05/07 17:19

みなさん、こんにちは!

 

今日は最近の趣味である「山歩き」について書きたいと思います。かっこいい呼び方をすると「トレッキング」などと言います。


始めたきっかけは、テニスで肘を傷めたことです。それで半月以上テニスを休んでいるのですが、その間なにもしないでいるのではなく復帰に向けて下半身や体幹などを鍛えておきたいなと思ったのです。ちょうど夫が肩を傷めてかなり長い間ロッククライミングを休んでおり、その間、山歩きをしていたので私も便乗することにしました。

といっても、夫がやっている岩稜歩きはかなり難易度が高く私にはとても無理そうなので、初心者の私でも傷めた右腕を使わずに登れるコースを選んでもらっています。

ゴールデンウイーク中にも三回目の山歩きに行ってきたのですが、行ったのは以下の3ヶ所です。

 

4月18日は和気富士に登りました。初めてだったので、恥ずかしながら途中で音を上げてリタイアしました。

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4月24日は龍ノ口グリーンシャワーに行きました。和気富士より安易なコースだったので、無事に完登することができました。

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5月3日は津山の那岐山に行きました。こちらは私にはなかなかきつくて、登り始めで緊張のあまりパニックになってしまい、途中途中でも「もう無理」と言いながら、どうにかこうにか完登することができました。

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本格的に山歩きをしたのは初めてで、精神的にはなかなかきつくて、途中では「どうしてこんなことをしているのだろう。もう二度と山登りはしない」と思いながら歩くのですが、登り切って、降りてくればなんとなく精神的に自信がついて自分の考えの枠組みが一回り大きくなった感じがします。

 

連休は、それなりの数のハイカーさんともすれ違ったのですが、みんなどういう気持ちで山を歩いているんだろうなとずっと考えていました。

 

最近になって、作家の村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』という著書を読み返しています。ある時、作家になると決心してから、自分の体重のコントロールのために走り始め、そこから年一度のマラソンやトライアスロンに挑戦するようになった著者が走ることについて書いています。

マラソンは登山にとてもよく似ていて、著者自身、走らない人から「走ってるときは何を考えているのですか」と訊かれることも多いそう。

2007年に発刊された本ですが、今の私がこの本から学ぶこ、うなずくこと、刺激を受けること、けっこう多いです。

2020/02/28 11:09

みなさん、こんにちは!

 

今日はコロナが流行っていても自宅でできる楽しい趣味の電子工作について書きます。

 

昨年はプライベートが大変だったのでまるっと一年お休みしていた趣味の電子工作ですが、今年に入ってぼちぼち再開しています。今回やってみたいなと思っているのは小売店でレシートを出すためによく置かれている小さなサーマルプリンタを繋いでラズパイから印字するというものです。

 

私は本当に面倒くさがりで、観た映画・読んだ本などの記録がアプリを使ったりしても長続きしないんですね。で、映画の場合はチケットの半券をこんな風に手帳に貼っていて、年末に「今年のベスト」を選ぶときなどは手帳の半券の貼られたページから年間に観た映画を拾い出すのですが、同じように読書記録もレシートで出して手帳に貼りたいなと思ったのです。

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まずは環境ですが、昨年末に発売された「RaspberryPi4 model B」。ラズパイ4から利用できるmicroSDカードの容量が32Gを超えたそうなので、microSDは64Gのものを用意。あと、これまではずっとラズパイはノートPCからSSHで繋いでいろいろしていたのですが、久しぶりにRaspbianのデスクトップ版をインストールして、ラズパイ用の7インチディスプレイとゲームのコントローラーサイズのキーボードを用意することにしました。

OSは昨年公開された「Raspbian Buster」です。

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無事繋がりました。


ラズパイ4は発熱量が多いという話を聞いたので、背面にファンも付けましたがファームウェアで対応したので要らなかったかもです。

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さっそくプリンタを接続します。ラズパイ用のドライバはGitHubからzj-58用のものを探してcmakeしてインストール。デスクトップ上でプリンタを管理できるCUPSというパッケージも入れました。

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しかしここからしばらく些細なことで躓いてしまいました。感熱紙がフィードされるけど印字できない。大量の白紙を出しつつ、「これはWindowsに繋いでもダメだったらプリンタの初期不良を疑おう」と思ってマニュアルを見て「あっ」となりました。

感熱紙のロールを逆にセットしていたことが判明。

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というわけでようやく印字するところまでこぎつけました。

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PythonからプリンタのIDに「Hello World」を出力できました。ぱちぱち。


現時点ではこんな状況です。引き続き作業を進めていきます。


一月から初めて、合間を見ての亀の歩みですが、電子工作の楽しさはソフトとハードの両方が動くようになるまでの試行錯誤にあるので、のんびりやっていこうと思います。

2019/07/18 11:52

みなさん、こんにちは!
今日はしんどくならない趣味に必用なスキルの学習方法について書きます。

 

昨年から今年前半にかけては、父の病気の関係でプライベートの時間に趣味を楽しむことができていませんでしたので、あちこちに活動休止宣言をしておりました。

 

その中の一つが電子工作でして、出入りしていた電子工作系コミュニティの「えれくら!」の活動も参加していませんでした。で、父も亡くなり、プライベートな時間が少しずつ取れるようになってきたので、「そろそろ再開しようかな」と考えているのですが、さて、どこから手をつけようかなと考えていて、そこははやる気持ちを押さえてじっくり考えてから取り組む予定です。

 

そもそも私は何をしたいのかについて原点に立ち返って考えたのですが、まず「回路の読み描きができるようになりたい」があるのですが、それは手段にしか過ぎず、最終的には「自分が作りたいものを、自分で設計して作れる」ということが私のやりたいことなんですね。

 

で、どうやって手をつけていいのか分からなくて考えていたのですが、回路の読み描きを阻んでいる一番の要因は電気の知識が足らないということなんですよね~。ちょっと夫にもびっくりされるぐらい実践での電気知識がなくて、そこを曖昧にしたままっていうのはやってて面白くないんです。ものすごい今更感満載ですが、電気の基礎の基礎からやり直しつつ、回路に親しんでいくことが必要と感じました。

 

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なので、回路の読み書きの基礎のテキストと、中華製の小学生向け電気回路キットで勉強中です。

 

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※割と中国語の付属の説明書、情報が少ないよ

 

意外と苦手なのが、テスターを使っての電圧や電流を計測していく作業なのですが、この中華キットにはテスターが付属している割にはそのあたりの説明がまるでないので、調べながらキットを使って計測して確認して、電気計算の練習をしているところです。

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※いつ以来??豆電球を見たのは!

 

でもやはり「勉強だけ」の期間があまり長くなるとしんどいので、そこは最終的に作りたいものをイメージしておくことも必要です。

 

勉強が頓挫し易い理由は、漫然と勉強してしまうことにあります。私は、中国語検定4級と統計検定3級を持っていますが、一度それで「4級ばっかりですね」って言われたことがありまして、それはもう確かにそうで、検定の3級、4級あたりに出てくるのは全部初学者向けの設問であってその先からが実用に役立つ内容なんですよね。だから、もっと頑張るぞとなっても、一日の時間は限られているので、あくまで趣味のための学習は嗜む程度に留めるべきと思っています。じゃあ、嗜む範囲での学習ってどこまでやればいいのかと考えると、まず気を付けることは学習行為そのものを学習の目的にしてはいけない。それやってると、自分がどこに行きつきたいのか見えなくなってきて挫折に繋がり易い(私の場合)。

 

というわけで、今は成果物を想定して、もともとやってたラズパイでのサーバ管理スキルと半田付けスキルは身に付いているので、あとは電気回路スキルを習得して仕上げたいと思っています。作りたいものがはっきりしない学習ってけっこうつらいんで、作りたいものを時間がかかっても良いから先に決めるのは大事だなと思います。

 

ちなみに、中国語の4級程度って無駄かと言えばそうでもなくて、やっていて実は良かったなと思うのは当たり前ですが海外に行った時です。去年、ウラジオストックに行った際に、英語表記も中国語表記もない国は初めでで不安だったので、逆に英語、中国語の日常表記が読めるぐらいの語学力は案外と役に立っていたと気付かされました。(趣味で)語学学習やる人はネイティブみたいに会話できないからってやたら絶望しなくてもいいとも感じました。

 

夫は小学生から理系少年だったので、私がキットを使って学習していると(遊んでいるように見えるらしい)、「いいなあ。僕も小学生のころ、こういうのが欲しかったよ~」としきりに言われます。私は夫の小学生のころと同じレベルなんだなあと思ったりして。

というわけで、初学者のかた。私でもこんな感じで小学生レベルに戻って勉強しているので一緒に学んでいきましょう。当たり前ですが、何事も継続していればいつかは知識が繋がって学びの喜びを実感できるので、続けることは大事ですね。

2018/10/04 10:10

みなさん、こんにちは!

 

今日はまたまた嬉しいことの報告です。

夏に受けた筆ペンの検定で、このたび二段に合格いたしました。前回、初段に合格した報告をしたのが半年前ぐらいですが、年に二度検定を受ける機会があるので、続けての昇段はとても嬉しいです。

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先生は「何度受けても落ちる人もいるけど、山本さんは集中力があるのかしらね」と仰ってくださりました。どうでしょうか。少なくともものすごい量の努をしているわけではありません。だいたい、週に3~4日、朝起きた時に10分か15分くらい続けているだけです。忙しいと、週に一回ぐらいしか練習できない日もありますし、一ヶ月のうち一日ぐらいしか教室に行けない日もあります。そして、検定の課題を書く時は緊張するし、手が震えそうになります。

そう考えると、私が昇段できたのは努力の量ではなくて継続と質だと思います。

 

最近つくづく思うのですが、私の場合、「〇〇を会得するために頑張ろう!」と一日に一時間を毎日、という目標設定をするのは絶対に続かないんですよね。それでもう、努力の最低単位を一日10分に設定してしまっています。10分やって気持ちがのったら、続けてやります。

 

最近だと、英単語と中国語単語はスマホアプリを使っていますが、合わせても一日にせいぜい10分です。その代わり、最近のアプリはとてもよくできているので、日々「思い出す」ということをさせてくれます。スマホ画面を見た時に「ちょっとだけやろうかな」と「思い出し」ます。もちろん、語学は単語学習とは別に抱き合わせ学習が必要ですけどもね。

他のことも万事がそんな調子です。

 

もう一つのポイントの質のほうですが、昨年より明らかに違うのは睡眠時間をしっかりとるようにしたことでしょうか。短い時間でも体のコンディションが良ければ集中が深くなるように思います。

 

そんなわけで、少量をとぎれとぎれでも継続するのが私が成果を上げる秘訣です。逆に言えば長時間頑張れないタイプだとも言えますが。

2018/08/28 14:29

みなさん、こんにちは!

 

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今日は先日、『カメラを止めるな!』という映画を観た話を書きます。
今、巷で話題になっている『カメラを止めるな!』をご存知でしょうか。岡山では8月24日から2館で上映が始まりました。低予算で作られためちゃくちゃ面白い映画、ということしか知らなかったのですが、SNSで話題になり、東京のほうの上映館では満席で入れなかった人がいたというぐらいのヒットに。それを受けて各地で上映館が増えたようです。

私は極力、事前の情報を見聞きしないようにして先入観なしで劇場に行きました。日曜の朝一番の回でしたが、広めのスクリーンでほぼ満席でした。

特に後半は観客がみんな爆笑していました。

あー、面白かった!笑った!そして、作った人たちの気持ちが伝わってきた!

 

と、余韻に浸りたいところですが、私は実はその日は昼の12時に映画が終わってから、ダッシュで12時半から開催の映画サークルに参加するために暑いアスファルトの上を走ったのでした。

映画サークルでたった今観てきた『カメラを止めるな!』について観たまんま熱く感想を語り合った!

 

わけではなくて、前月に課題として決めたものについて語り合います。今回の課題は洋画は『オーシャンズ8』、邦画は『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』という映画でした。『オーシャンズ8』はオーシャンズシリーズを知っている方ならご存知の、犯罪集団が繰り広げるアクションコメディですが、今回の特色といえば全員が女性。その女性たちの国籍が多様だったところに目が惹かれました。もう一本の『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は少し重たい映画で、高校生に入学したばかりの主人公の志乃ちゃんは吃音、特に母音から始まる単語が言葉にしにくいということで高校でも孤立してしまう。そんな彼女が加代ちゃんという女の子と出会い、少しずつ心を開いていくというお話です。最後は、単純に志乃ちゃんが自由にしゃべれるようになったり、加代ちゃんと仲良くコンビを組んだりして終わるという終わり方ではありません。どちらかといえば、寂しい終わり方だと思う人の方が多いでしょう。私は、自分が人前でしゃべるのが苦手だったためスピーチを習いに行っていたので、志乃ちゃんの気持ちがひしひしと伝わってきました。
私が抱えているパニック障害と一緒で、吃音も完治する症状ではありません。それをまずは自分が受け留める。でも日常がすぐに変わるわけではない。そんなお話でした。

 

さて、来月の課題を決めようというところで、『カメラを止めるな!』も候補に挙がったのですが、一人のかたが「ちょっとストーリーが単純かな」というようなことを仰りました。ストーリーが単純なことは決して悪いことではないのですが、映画の感想を語り合うサークルの性質上、多様な観方ができる映画のほうを課題に据えやすいんです。

私もそのときは確かにシンプルな映画だなと思ったのですが、帰宅して映画を思い返しているうちに、実は単純に見えるけれども、ものすごく繊細な計算があったよなあと印象が徐々に変わってきました。良い映画には、単純に見えてもその背後の沢山の情報が緻密に組み合わさっていることが多い。更にその計算を上回る作り手の情熱が現場で引き起こす出来事が奇跡の一本を生み出すのだと思います。

 

いやまあ、そういうことはどうでもよくて、この映画に関わっているスタッフ全員が愛と情熱で笑いと感動を届けてくれる。それを観に行って欲しいなと思います。ネタバレ厳禁の映画なので、伝えられる範囲で伝えたいと思います。

【前半】
・なにこれ?
・割とグロい?
・違和感
・このおばちゃん、何者?

【後半】
・笑える。
・泣ける。

ぽんっ。