社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
今日はしんどくならない趣味に必用なスキルの学習方法について書きます。
昨年から今年前半にかけては、父の病気の関係でプライベートの時間に趣味を楽しむことができていませんでしたので、あちこちに活動休止宣言をしておりました。
その中の一つが電子工作でして、出入りしていた電子工作系コミュニティの「えれくら!」の活動も参加していませんでした。で、父も亡くなり、プライベートな時間が少しずつ取れるようになってきたので、「そろそろ再開しようかな」と考えているのですが、さて、どこから手をつけようかなと考えていて、そこははやる気持ちを押さえてじっくり考えてから取り組む予定です。
そもそも私は何をしたいのかについて原点に立ち返って考えたのですが、まず「回路の読み描きができるようになりたい」があるのですが、それは手段にしか過ぎず、最終的には「自分が作りたいものを、自分で設計して作れる」ということが私のやりたいことなんですね。
で、どうやって手をつけていいのか分からなくて考えていたのですが、回路の読み描きを阻んでいる一番の要因は電気の知識が足らないということなんですよね~。ちょっと夫にもびっくりされるぐらい実践での電気知識がなくて、そこを曖昧にしたままっていうのはやってて面白くないんです。ものすごい今更感満載ですが、電気の基礎の基礎からやり直しつつ、回路に親しんでいくことが必要と感じました。
なので、回路の読み書きの基礎のテキストと、中華製の小学生向け電気回路キットで勉強中です。
※割と中国語の付属の説明書、情報が少ないよ
意外と苦手なのが、テスターを使っての電圧や電流を計測していく作業なのですが、この中華キットにはテスターが付属している割にはそのあたりの説明がまるでないので、調べながらキットを使って計測して確認して、電気計算の練習をしているところです。
※いつ以来??豆電球を見たのは!
でもやはり「勉強だけ」の期間があまり長くなるとしんどいので、そこは最終的に作りたいものをイメージしておくことも必要です。
勉強が頓挫し易い理由は、漫然と勉強してしまうことにあります。私は、中国語検定4級と統計検定3級を持っていますが、一度それで「4級ばっかりですね」って言われたことがありまして、それはもう確かにそうで、検定の3級、4級あたりに出てくるのは全部初学者向けの設問であってその先からが実用に役立つ内容なんですよね。だから、もっと頑張るぞとなっても、一日の時間は限られているので、あくまで趣味のための学習は嗜む程度に留めるべきと思っています。じゃあ、嗜む範囲での学習ってどこまでやればいいのかと考えると、まず気を付けることは学習行為そのものを学習の目的にしてはいけない。それやってると、自分がどこに行きつきたいのか見えなくなってきて挫折に繋がり易い(私の場合)。
というわけで、今は成果物を想定して、もともとやってたラズパイでのサーバ管理スキルと半田付けスキルは身に付いているので、あとは電気回路スキルを習得して仕上げたいと思っています。作りたいものがはっきりしない学習ってけっこうつらいんで、作りたいものを時間がかかっても良いから先に決めるのは大事だなと思います。
ちなみに、中国語の4級程度って無駄かと言えばそうでもなくて、やっていて実は良かったなと思うのは当たり前ですが海外に行った時です。去年、ウラジオストックに行った際に、英語表記も中国語表記もない国は初めでで不安だったので、逆に英語、中国語の日常表記が読めるぐらいの語学力は案外と役に立っていたと気付かされました。(趣味で)語学学習やる人はネイティブみたいに会話できないからってやたら絶望しなくてもいいとも感じました。
夫は小学生から理系少年だったので、私がキットを使って学習していると(遊んでいるように見えるらしい)、「いいなあ。僕も小学生のころ、こういうのが欲しかったよ~」としきりに言われます。私は夫の小学生のころと同じレベルなんだなあと思ったりして。
というわけで、初学者のかた。私でもこんな感じで小学生レベルに戻って勉強しているので一緒に学んでいきましょう。当たり前ですが、何事も継続していればいつかは知識が繋がって学びの喜びを実感できるので、続けることは大事ですね。