社長ブログ

株式会社アイネット

2020/12/22 17:38

みなさん、こんにちは!


しばらくオンライン・オフラインでの年末のご挨拶回りに奔走していました。あと1社ほどで今年のご挨拶は終了です。で、何社か回ってみてコロナ禍における企業の明暗がくっきりとしてきたと感じたので、今日はそれをまとめてみたいと思います。


1、良い会社は案件が薄くなって目先の仕事がなくなってもそれをチャンスに変える


新型コロナウィルスの影響で業況が悪くなってしまい影響を受ける情報系企業もわりとあります。が、そこで単に沈んでしまわずに、時間もできて、人材の空きもできたので研究的な活動に人を回している会社がありました。そこには資金の持ち出しもあり、直近の回収に繋がるとは限りませんが、普段は目の前の仕事をこなすのが精いっぱいで余裕のない会社も多いと思いますので、研究投資ができる会社はとても良い会社だと感じましたし、私自身刺激を受けました。


2、良い会社は比較的うまくテレワークに移行できている

 

テレワークの実施については特に明暗が分かれたと感じます。うまくいかなかった会社のかた曰く「社員個々人の仕事の環境が確保できなかった」「備品の準備が間に合わなかった」「隣に座っていれば仕様がすぐに確認できるのに、離れて作業していたらメールや電話での確認になり手間取って生産性が出ない」ということでした。
一方、速やかに移行できた会社では、ヘッドセットやWifiルーターの準備、在宅にかかるコストへの資金的支援などが手厚く行われていたり、チャットツールや資産管理ツールなどの導入がこなれていたりしました。

 

3、良い会社はコロナ禍でもいろんなチャンネルを使って他社と交流している

 

コロナ禍で多くの会社では新規開拓の営業に苦戦をしているようです。また、何人かの経営者さんは外に出るのを怖がって交流の機会を極端に減らしています。ですが、コロナ禍だからこそ、人と会って会話できる喜びはひとしおと思います。直接対面が難しい場合、オンラインででも良いので時間を作って挨拶するだけでも良いです。何社ものかたと会話することで業況がだんだんと見えてきて、仕事の選択肢が増えます。選択肢が増えると交渉事もスムーズにできます。
また、商談だけでなく、セミナーや勉強会やコミュニティ活動でもよいので、いろんなチャンネルで企業間・エンジニア間の交流を行うのは大事だと感じました。
私個人では、商談のほかにも、業界団体のリクルート関係の分科会の会長をしているので、そのリクルート分科会をオンライン開催しました。他社の人事担当者さんと採用実績や採用手法について情報を交換し合えたのでとても良かったです。

 

4、良い会社はとにかく全体的に手を打つのが早い

 

早い会社では緊急事態宣言が出るころにはテレワークへの移行が終わっているなど、とにかく行動が早かったと感じました。できそうな人だけ部分的にテレワークにしてみる、というのではなく、全社的に取り組んでいる会社のほうがテレワークに特化したしくみ作りに力を入れていて、その後も長く継続的にテレワークを実施できているようです。


みなさんの会社はどんな感じでしょうか。私は企業の個別の在り方についてそのリアルを肌で感じることができ、まだまだ新型コロナウィルスの影響が続くであろう来年に向けた経営の舵取りのイメージができて良かったと思っています。

2020/12/04 11:03

みなさん、こんにちは!


寒くなってきましたね~。ところで勉強してますか?してるよね?勉強会出たら、「がんばろー」って思うよね。


私も挫折を繰り返しつつ、飽くなきチャレンジを繰り返しています。そこで今回おススメはちょっと話題になっているこの本『独学大全』です。

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あらゆる古今東西の独学にまつわる手法がこの一冊にまとまっています。キャッチコピーは「絶対に『学ぶ』ことをあきらめたくない人のための55の技法」です。もちろん、学び方もそうですが、挫折常連者のために第一部では「時間を確保する」「継続する」ことの技法もたっぷりと紹介されています。


たとえば継続の技法のひとつに「コミットメントレター」というものの紹介があります。やるべき事項を紙に書き出して繰り返し会う人に渡したり、SNSに投稿したりするというものです。人に約束すると強く動機づけされるという心理を利用したものですね。他人に監視してもらうと継続できる一つの例としては、私のこのブログがあります。週にできれば一回、忙しいときでも月に一~二回の更新を続けられるのは、ここを更新すると会社のSlackに通知され、さらに取引先の人からの反応があるからです。しばらく時間が空くと「書かなきゃな」というプレッシャーが自分の中から湧きおこり、そわそわしてきます。


そもそも勉強をなぜ続けたいかという問いについては、個々人の動機について今一度振り返ってみるのも大事ですね。私の場合、仕事上の理由もあるわけですが、意外と強い動機として、学生時代に学び残したことを学びなおしたいというものがあります。人って思春期のコンプレックスに一生とらわれるって言いますが、私はまさにそのタイプで、「あの頃はできなかったことが今できるかもしれない」というのはひとつのモチベーションになっています。

 

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とにかく分厚いので、好きな章からパラッと読むのもありですね。年末年始のお時間があるときに、あるいは読んで疲れたときの枕に(笑)、ご家庭に一冊いかがでしょうか。