社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
今日は「ほめかるた」について書きます。ちょっと前に入手していて、ぜひ親しいお友達とやってみたいなと思っていましたが、今週になって2回ほどやる機会があって、やっぱりやってみて良かったなあと思ったので、紹介させてください。
「ほめかるた」はクラウドファンディングで商品化された76種類のカードセットです。このカードには一枚一枚、褒めるための言葉が書かれています。たとえば「親しみやすい」とか「もてなし上手」とか「誠実」とか。
▼「ほめかるた」って何?
・相手にいいところを気づかせてあげられるかるたです。
・夫婦、親子、友人、同僚との前向きな会話のきっかけ作りに役立ちます。
▼どうやって遊ぶの?
①すべてのかるたを机に並べて、グループの中から、褒めたい1人を決めます。
②残りの人が、76種類のかるたから1枚を選びます。
③ ①で決めた人に、かるたを選んだ理由を1人ずつ順番に伝えます。
④全員が伝え終わったら、次に褒めたい人を決めて、①〜③を繰り返します。
私はこの「ほめかるた」をぬいぐるみ病院のブログで読んで良いなあと思って即購入したのでした。
このかるたの良いところは、基本、褒めたり褒められたりが慣れていないことが多い日本社会で、褒め合う時間を敢えて作れるところですが、実際にやってみて以下のようなところが良いと感じました。
・やった後でみんなが嬉しい気持ちになる。
・いつも身近にいて気楽な会話しかしていない人が、自分に対して意外な見方をしてくれていることに気づける。
・誰かを褒めようと思ってちょうど良いキーワードがない時に、その褒めたい事柄を別の言葉で言い換える練習になる。
・いろいろ迷って選ぶ人、インスピレーションでパッと選ぶ人など、カードの選び方にその人の個性が出て面白い。
また私が考えたもう一つの使い方として「自分がこういう人になりたい・こういう風に見られたい」と思ってるカードを選んでもらうというのがあります。本人が選んだカードと、周囲が本人を褒めるのに選んだカードが近い場合もあれば全然違う場合もあって、それはそれで面白いんですよね。
それと親しい間柄のほうがやり易い遊びだと思いがちですが、「親しくならないうちに相手の印象をこのカードから選んでもらう。親しくなった後でもう一回この遊びをする」っていう使い方も良いねという話になりました。
他にもいろんな使い方ができそうですね。
というわけで、超おススメなので、家族やコミュニティに一つ「ほめかるた」を常備してみてはいかがでしょうか。
みなさん、こんにちは!
今日はしんどくならない趣味に必用なスキルの学習方法について書きます。
昨年から今年前半にかけては、父の病気の関係でプライベートの時間に趣味を楽しむことができていませんでしたので、あちこちに活動休止宣言をしておりました。
その中の一つが電子工作でして、出入りしていた電子工作系コミュニティの「えれくら!」の活動も参加していませんでした。で、父も亡くなり、プライベートな時間が少しずつ取れるようになってきたので、「そろそろ再開しようかな」と考えているのですが、さて、どこから手をつけようかなと考えていて、そこははやる気持ちを押さえてじっくり考えてから取り組む予定です。
そもそも私は何をしたいのかについて原点に立ち返って考えたのですが、まず「回路の読み描きができるようになりたい」があるのですが、それは手段にしか過ぎず、最終的には「自分が作りたいものを、自分で設計して作れる」ということが私のやりたいことなんですね。
で、どうやって手をつけていいのか分からなくて考えていたのですが、回路の読み描きを阻んでいる一番の要因は電気の知識が足らないということなんですよね~。ちょっと夫にもびっくりされるぐらい実践での電気知識がなくて、そこを曖昧にしたままっていうのはやってて面白くないんです。ものすごい今更感満載ですが、電気の基礎の基礎からやり直しつつ、回路に親しんでいくことが必要と感じました。
なので、回路の読み書きの基礎のテキストと、中華製の小学生向け電気回路キットで勉強中です。
※割と中国語の付属の説明書、情報が少ないよ
意外と苦手なのが、テスターを使っての電圧や電流を計測していく作業なのですが、この中華キットにはテスターが付属している割にはそのあたりの説明がまるでないので、調べながらキットを使って計測して確認して、電気計算の練習をしているところです。
※いつ以来??豆電球を見たのは!
でもやはり「勉強だけ」の期間があまり長くなるとしんどいので、そこは最終的に作りたいものをイメージしておくことも必要です。
勉強が頓挫し易い理由は、漫然と勉強してしまうことにあります。私は、中国語検定4級と統計検定3級を持っていますが、一度それで「4級ばっかりですね」って言われたことがありまして、それはもう確かにそうで、検定の3級、4級あたりに出てくるのは全部初学者向けの設問であってその先からが実用に役立つ内容なんですよね。だから、もっと頑張るぞとなっても、一日の時間は限られているので、あくまで趣味のための学習は嗜む程度に留めるべきと思っています。じゃあ、嗜む範囲での学習ってどこまでやればいいのかと考えると、まず気を付けることは学習行為そのものを学習の目的にしてはいけない。それやってると、自分がどこに行きつきたいのか見えなくなってきて挫折に繋がり易い(私の場合)。
というわけで、今は成果物を想定して、もともとやってたラズパイでのサーバ管理スキルと半田付けスキルは身に付いているので、あとは電気回路スキルを習得して仕上げたいと思っています。作りたいものがはっきりしない学習ってけっこうつらいんで、作りたいものを時間がかかっても良いから先に決めるのは大事だなと思います。
ちなみに、中国語の4級程度って無駄かと言えばそうでもなくて、やっていて実は良かったなと思うのは当たり前ですが海外に行った時です。去年、ウラジオストックに行った際に、英語表記も中国語表記もない国は初めでで不安だったので、逆に英語、中国語の日常表記が読めるぐらいの語学力は案外と役に立っていたと気付かされました。(趣味で)語学学習やる人はネイティブみたいに会話できないからってやたら絶望しなくてもいいとも感じました。
夫は小学生から理系少年だったので、私がキットを使って学習していると(遊んでいるように見えるらしい)、「いいなあ。僕も小学生のころ、こういうのが欲しかったよ~」としきりに言われます。私は夫の小学生のころと同じレベルなんだなあと思ったりして。
というわけで、初学者のかた。私でもこんな感じで小学生レベルに戻って勉強しているので一緒に学んでいきましょう。当たり前ですが、何事も継続していればいつかは知識が繋がって学びの喜びを実感できるので、続けることは大事ですね。
みなさん、こんにちは!
今日は弊社もプラチナスポンサーにならせていただきました、6月29日に開催された岡山が誇る技術者イベントであるオープンセミナー岡山2019に登壇した裏話について書きたいと思っています。
今回はスポンサー枠のセッションではなく、講師として実行委員会から正式にオファーをいただいての登壇となりました。オファーをいただいたのは4ヶ月ほど前でしょうか。テーマは「Technology X Society」。ちょっと抽象度の高いテーマなのでどういう角度から話をしようかとずいぶんと迷いました。
いくつか断片的にいつも私が会社でしゃべっているようなことをスライドの中に配置していきましたが、流れが作れず4月、5月はずいぶんと迷っていました。ちょうど父の入院と重なっていたので、病室にiPadを持ち込んで構想を練っていたのですが、現実には病人の付き添いの傍らではあまり集中できないまま断片ばかりが散らかっていったものになりました。
挿入する画像も、これまでは某フリー素材のものを使っていましたが、イメージが単一になるので今回はやめようと思い、いくつも自分でイラストを描き散らかしていましたがなかなか上手く描けず、途中から画像のストックサイトのものを仮で配置しながら原稿を組み立てていました。そんな状態が6月初旬まで続きました。どうしても父の付き添いで時間が取れず、週末はスライドに集中するから付き添いは免除して、と母に言って、それでもなかなか集中できずに進まない状況でした。
結局、6月の10日に入ってようやく荒っぽい素案ができたのですが、仕上がりには程遠い状態。
そうこうしているうちに6月15日に父が逝去しました。
葬儀の準備とその片付けで3日ほど取られましたが、オープンセミナー本番前の日曜にようやく最後の仕上げの時間を取ることができ、このタイミングで時間を作ってくれた父に心で手を合わせながらなんとか本番のものに近い状態のスライドができました。
25日、26日と社内で一回聴いてもらい、広報チェックと批評を受け、28日(前日)にこれまでお世話になってきたスピーチの先生(トーキング・アイ石村さま)に予約を取って訪問し、全部ビデオで撮影してもらっての最終チェック。先生には、プロの視点から今回の会場である「さん太ホール」の会場の雰囲気などについて教えてもらった上で内容についてお褒めの言葉をいただき、ようやく少し自信がついたところで、あとはギリギリまで細かい微調整をして本番に挑みました。父の状況がだんだん切迫してきており、関係者のほうではもしかしたらプランBとして私が登壇しないケースも想定してくださっていたかもしれませんが、私はよっぽどのことがない限り絶対に登壇したいと思っておりましたので、役目を果たせて心底ホッとしました。
アンコクくんのイラストは、あまり上手ではないですが、これでも全部で10時間ぐらいは描き直しをしました。
今回お伝えしたことはいくつかありますが、一番お伝えしたかったことは「自分で自分に呪いをかけない」ということだったと思います。「自分は〇〇だからできない」(〇〇には、性別や年齢や置かれた環境などが入ります)と自分の抱えている状況を言い訳にし、そこに縛られてしまうことは誰にもあるのではないでしょうか。それを解き放つためにいくつかの人との出会いや、考え抜いた末に生み出せたものがあったと思います。そういったことが少しでも伝わっていれば嬉しいです。
私はいつも部下が人前でしゃべる際には、できるだけリハーサルをしてしっかり準備をしてから本番を迎えるように言っています。私自身もこういうスピーチの準備をしている時は、かのリンカーン大統領がゲティスバーグの演説にあたり、馬車に乗りながらギリギリまで原稿を書き直し続けたというエピソードを思い出し、私もそうありたいとつねづね思っています。
下記にスライドへのリンクを貼っておきます。実際にはこのスライドだけでは充分にその日に話したことをお伝えできませんが、それはまた折に触れ若いかたたちに語ることになると思います。
今回、オープンセミナー2019@岡山の実行委員長のあべさん及びスタッフ各位、参加者のかたがた、そしてスピーチ内容のチェックをしてくれたかたが全員に感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。