社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
いよいよ明日に迫りましたオープンセミナー岡山2019ですが、私の登壇は14時過ぎからなのでよろしくです。
さて話は全然違うのですが、以前、「脳と疲労」というエントリを書きましたが、最近、さらに疲労は脳が生み出しているのではないかという考えを裏付けるような情報を見つけました。
ただいま朝日新聞にグレートジャーニーという日本人のルーツを探す旅をして著書を出しておられる関野吉晴氏(探検家・医師)のコラムが連載されています。関野吉晴氏の講演を私はかなり以前に一度だけお聴きすることがあったので、連載も興味を持って読んでいたところ、その中にアマゾンの奥地に住む原住民マチゲンガと親しくなったエピソードがありました。
マチゲンガはとても出不精なのですが、関野さんが一緒に旅をしようとしつこく頼んでようやく一緒に来てくれたそうです。ですが、荷物を持って歩くのが大嫌いで、昼前には「足が痛い」「疲れた」と泣きごとを言いだし、関野さんが頼んでもなかなか応じてくれない。そこで妥協して、午後2時か3時に休むことにすると、その辺の植物を使って30分くらいで小屋を作り、嬉々として狩猟に出かけてしまうそうです。
狩猟はマチゲンガにとって仕事ではなく楽しみであり、楽しむことにおいては同じような体を動かす行為でも「疲れた」という感覚は湧かないのですね。
なのでやはり、一見同じような「体を使う」「頭を使う」行為でも、楽しみであればそれは疲労にはならないのでしょう。
もうひとつ思ったのは、マチゲンガの言葉では数字は「3」までしかないので、それ以上のことは月の満ち欠けなどで表すそうです。日常で長い時間の先に起こる出来事を想定するのに慣れていないのかもしれません。狩猟ならば、獲物を得た時に報酬を得られた楽しさがあると分かるから疲れない。でも関野さんがマチゲンガを誘って旅に出た時、その先にどんな楽しい出来事があるのか予想がつかないマチゲンガは、旅の過程としての「荷物を持って歩く」という行為を「疲れた」と思ったのではないでしょうか。人はその報酬を想像できない行為を長く続けると疲労を感じてしまうのかもしれません。
こういうことをヒントにしながら、できるだけ疲れずに人生の多くを過ごせる工夫をしたいなと改めて思ったのでした。
このたびは、株式会社アイネット会長、そして私の父である岩崎重治死去に際しましては御弔電、御焼香、またご多忙中の折葬儀に参列を賜り有難く感謝申し上げます。
故人の存命中は一方ならぬ御厚誼に預かりましたこと厚く御礼申し上げます。
昨年、父の誕生日である5月1日に誕生日のお祝いをと実家を訪ねたところ、癌宣告を受けたことを知らされました。膵臓から肝臓への転移ということで手術できない状況でしたので、在宅で抗がん剤治療に通っておりましたが、父は病気に詳しくなく、「手術をしない程度の軽い癌で良かった」とホッとしたように教えてくれ、年内にも治ると信じていたようです。
今年に入りまして、状況が少し悪くなり、何度目かの入院。その後、自宅に戻る希望を持ってリハビリをしておりましたが、容態が急変し、6月15日の午前7時に息を引き取りました。癌による痛みもなく、最後はほとんど苦しまず亡くなったこと、また、母と私が見守る前で息を引き取り、一人で逝かせずに済んだこと、せめてもの救いと思っています。
父の性格を一言で言うと、「激しい」の一言に尽きます。晩年は穏やかになりましたが、私自身は幼少のころから厳しく躾けられましたし、敵も多く作ったことと思います。
父は1938年、島根県安来に生まれ5人兄弟の長男として、大変苦労して育ったと聞いております。その後、苦労して高校を出た後、電電公社に入社。まだ日本で数台しか入っていなかった大型コンピュータに触れ、通信技術を学びました。その後、倉敷の地で小さな会社を立ち上げました。
一本気で不器用な父は決して経営が上手とは言えず、お金の苦労が絶えませんでしたが、私はそんな父の背中を見て育ち、そして、アイネットを継ぐことを決意しました。
父との最後の思い出は、2週間ほど前でしたか。アイネットは4年後に50周年を迎えます。その際は記念誌を作りたいので、生い立ちから会社の成り立ちまでを改めて聞かせて欲しい、と伝えたところ、幼少時の苦労、苦学して勉強したことなどを話してくれました。父親にまさかりを持って追いかけられ、妹や弟をかばった、など壮絶な話もございました。そして、「ある日、このままではいけないと思った出来事があった。それが転機だった」と言い、疲れたのか、「今日はここまでにしよう。続きは明日」と言われました。
それが、父がしっかりしていた時に話した最後の会話となります。
今でも、あの時の父の身に起こったこと、そして決意が何だったか。考えない日はありません。それはまたいつか、天国でゆっくりと聴いてみたいと思っています。
癌告知を受けてからは大好きなお酒をやめたので、今頃はあちらで美味しくお酒を呑んでいると思います。
最後になりますが、岩崎重治という大きな存在を失くした株式会社アイネットですが、故人の功績に恥じないよう努力してまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願いします。
みなさん、こんにちは!
今日は、肝臓検査で引っかかってドキドキしたことを書きます。
ゴールデンウィーク前からストレスからか疲れからか、下痢が止まらなくなって食欲がなくなってしまっていました。
最初は近所の内科に行ったのですが、ほとんど問診もしてくれず、「急性胃腸炎ですね」と言われてビオフェルミンと抗生剤をもらって帰りましたが治る気配もなく。
なので、ゴールデンウィーク明けてからすぐに大きな病院で診てもらいました。血液検査は異常なし。念のためということで腹部エコーの検査をしてもらったところ、検査技師さんが「ん?」という感じで先輩技師さんを呼びに行ったので、ちょっとドキドキ。
肝臓に5センチ大の影があるとのことで、数日後に造影剤を入れたCT検査を受けることになりました。
さすがにその間はお酒も呑む気にならず、頭の中で良い結果と悪い結果のシミュレーションを何度もしてCT検査を受けました。
さらに待つこと数日。
内科の医師からは「血管腫という良性のものと思われますが、念のため専門の科で受診してください」とのことで、また待つこと数日。
ようやく消化器内科で診察受けて改めて血管腫の診断を受けました。毛細血管が絡まった赤アザのようなもので、おそらく生まれつきとのこと。下のような図を描いて説明をしてもらいました。
家族もホッとしたようです。
後日談ですが、知り合いの医者に「この前、肝臓のCTで引っかかってさあ」と言うと「血管腫でしょ」と即答されたので、全然聞いたこともないような症状だと思っていたら案外ポピュラーなんだなってちょっとがっかり。
ちなみに下痢の原因はどうなったのと言いますと、内科で出してもらった整腸剤で症状が落ち着いたのと、あと、グルテンとカフェインの摂取でお腹壊すことが分かったので、食事を気をつけることでなんとか復調いたしました。
今は家族のサポートで自分のことを後回しにしがちですが、安心のためにも定期検診は大事だなと思いました。