社長ブログ

株式会社アイネット

2020/02/28 11:09

みなさん、こんにちは!

 

今日はコロナが流行っていても自宅でできる楽しい趣味の電子工作について書きます。

 

昨年はプライベートが大変だったのでまるっと一年お休みしていた趣味の電子工作ですが、今年に入ってぼちぼち再開しています。今回やってみたいなと思っているのは小売店でレシートを出すためによく置かれている小さなサーマルプリンタを繋いでラズパイから印字するというものです。

 

私は本当に面倒くさがりで、観た映画・読んだ本などの記録がアプリを使ったりしても長続きしないんですね。で、映画の場合はチケットの半券をこんな風に手帳に貼っていて、年末に「今年のベスト」を選ぶときなどは手帳の半券の貼られたページから年間に観た映画を拾い出すのですが、同じように読書記録もレシートで出して手帳に貼りたいなと思ったのです。

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まずは環境ですが、昨年末に発売された「RaspberryPi4 model B」。ラズパイ4から利用できるmicroSDカードの容量が32Gを超えたそうなので、microSDは64Gのものを用意。あと、これまではずっとラズパイはノートPCからSSHで繋いでいろいろしていたのですが、久しぶりにRaspbianのデスクトップ版をインストールして、ラズパイ用の7インチディスプレイとゲームのコントローラーサイズのキーボードを用意することにしました。

OSは昨年公開された「Raspbian Buster」です。

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無事繋がりました。


ラズパイ4は発熱量が多いという話を聞いたので、背面にファンも付けましたがファームウェアで対応したので要らなかったかもです。

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さっそくプリンタを接続します。ラズパイ用のドライバはGitHubからzj-58用のものを探してcmakeしてインストール。デスクトップ上でプリンタを管理できるCUPSというパッケージも入れました。

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しかしここからしばらく些細なことで躓いてしまいました。感熱紙がフィードされるけど印字できない。大量の白紙を出しつつ、「これはWindowsに繋いでもダメだったらプリンタの初期不良を疑おう」と思ってマニュアルを見て「あっ」となりました。

感熱紙のロールを逆にセットしていたことが判明。

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というわけでようやく印字するところまでこぎつけました。

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PythonからプリンタのIDに「Hello World」を出力できました。ぱちぱち。


現時点ではこんな状況です。引き続き作業を進めていきます。


一月から初めて、合間を見ての亀の歩みですが、電子工作の楽しさはソフトとハードの両方が動くようになるまでの試行錯誤にあるので、のんびりやっていこうと思います。

2020/02/12 12:30

みなさん、こんにちは!
前回の『マネーの拳』、読んでみたいという反響多かったです。同じ三田紀房さんの作品で『インベスターZ』も面白いですよ。高校の地下に「投資部」という部があって、そこで選ばれた少数の高校生が投資を学んでいくお話です。ドラマ化されていました。

 

ところで、本の紹介ばかりになって申し訳ないのですが、今日もすごく良かった本の紹介です。昨年、『DEEP WORK 大事なことに集中する』という本を紹介したのですが、私の中ではそれを上回る本が『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』かもしれないなあと思ったので、今日はその本を紹介します。電子書籍で読んだのですが、紙の本でも買おうかなと思うぐらい良かったです。

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たとえば、漠然と達成したいことがありながら「意志が弱くて努力が継続しない」という悩みなどを抱いている人は多いかもしれません。この本は「意志の力に頼るのは無意味なので、そんなもんをあてにして悩むのはやめたほうがいい」ということを研究結果を踏まえて言い切っている。スマホがやめられないのも、コーヒーがやめられないのも、「意志が弱いから」ではないということです。ある研究では「目標設定と態度だけに焦点を定めても、わずかな行動に対してしか効果は見られない」そうなのです。


この本の中では、自分が変わるための要素として、たとえば「環境を変える」ということを挙げています。自分の資質は環境によって相対的に変化しているんですね。たとえば、親が離婚した少年が母親と過ごすときと父親と過ごすときで精神年齢が上下するという例を挙げています(どっちといると精神年齢が下がってしまうかは、本を読めば分かります)。


あとたとえばこんな実例は魅力的ですよね。
研究室が替わって「4か月で15本以上」論文が出せた、というもの。


この本にはさまざまな意志の力ではなく環境の変化などを利用して自分を変えていく手法が載っていますが、私が好きなのは「外的圧力を利用する」というものです。多くの人は圧力を受けるのを嫌がるし、現代ではちょっと前に野球のイチローさんが言っていたように「厳しく教えることが難しい時代」になっているので圧力を受ける機会がだんだん減っているのかもしれませんが、自分で自分にリスクを作ってしまう。たとえば、とあるテーマで勉強するのにプロに教えてもらうためのお金を払うとか、登壇してしゃべることにしてしまうとか。


ところで私はチャレンジが大好きで、いろんな習い事をしたりスポーツを始めてみたり、ということをよくするのですが、続けられているものの条件を考えてみました。まず、ある程度の初期投資をすること。道具を揃えたりとかですね。あと、コミュニティに参加して褒め合ったりすること。更には、これがわりと難しいのですが、定期的に成果を実感できるイベントが発生すること。成果の実感が自分が望むタイミングで定期的に巡って来ないとやる気をなくしてしまいがちです。

最後に大事なのは、「悪い時もある」ということを受け入れるようにしておく。ということでしょうか。いつもハッピーでいつも成果が上がっていつも承認されていないといけないという強迫観念のようなものって、現代の人は抱き易いのではないかと思います。SNSを見て人と比べたりしていつも頑張っていないといけない自分がいたのですが、この本を読んでからは、イケてないときがあるのは当たり前で、それを打ち消すように何かを手に入れようとしたりごまかしたりせずに「あー。今日のわたし、イケてないわー」と敢えて自分に言うようにして受け止めるようにしてます。


ということで、今日は今年に入って読んですごく良かった本を紹介しました。


ではまた~。