社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
先週、今週と夏季休暇を取られたかたも多いと思います。
私は、と言いますと、今年の5月に80歳を迎えた、私の父であり、株式会社アイネットの会長でもあります岩崎重治の傘寿のお祝いをロイヤルアートホテルにて身内だけで執り行いましたので、少し報告させていただきます。ちなみに傘寿は「八十」を重ねて書いた傘の略字に見えることが由来の言葉です。
先日も少し書きましたが、父は今、抗がん剤治療中。その前の入院のこともあり、足がかなり弱り、食も細くなっております。が、この日は、お盆に合わせて帰省してくる私の妹や長男などと一緒にお祝いの膳を囲むことを大変楽しみにしておりました。
私も初めて知りましたが、傘寿は黄色の頭巾とちゃんちゃんこで祝う風習があるようで、ホテルのほうで用意をしてくださいました。いかがでしょうか。似合ってますよね。あとは末広がりということで扇も用意してくださっていました。
ホテルの井上支配人より花束も戴きました。
父は、島根県安来で育ち、電電公社に勤めたあと、倉敷の地で会社を興してからも決して楽ではない経営で苦労してきました。その間に、ご縁があって個人的に親しくお声掛けをしてくださったこのロイヤルアートホテル(前:ホテル日航倉敷)の支配人の井上さまのことはずいぶんと信頼をし、会社の懇親会でもずっと使わせていただいておりますので、ここでお祝いの席を設けさせていただいたことは父にとって本当に嬉しいことだったと思います。
このところ、父はめっきりと食が細くなり、私がたまに外に連れ出したり、実家で食事の用意をしても、食べやすいものをちょっとだけということが多かったのですが、この日ばかりはコースの全メニューを完食することができました。
気の置けるホテルで、娘や孫たちに囲まれてリラックスできたお陰で食も進んだのだと思います。
まだまだ治療は続きますが、自宅療養を終え、早く会社に復帰することを本人は心より願っておりますので、家族として引き続き支えていきたいと思います。
みなさん、こんにちは!
暑いですね~。私は昨日まで東京出張でしたが、昨日は台風接近とかで24度くらいとすごく涼しくてミストみたいな雨が降り注いでいましたが、こちらに帰ってきたら相変わらずの猛暑でした。
さて、先日の8月3日金曜日は弊社オフィス5階にて「火星と木星と金星と土星を嗜む会」というのを開催したのでその報告をします。この時期は火星が接近しているということで、天体観測を趣味としている高田社員が提案してくれて、せっかくなので軽い軽食とお酒を楽しみながら望遠鏡を覗いてみようということになったのです。
⇩急でしたが、こんな感じの告知をさせていただきました。
5階は普段は使われていない階なので、急遽会場の準備をしました。
会費は300円なので、近所のフレッシュマルシェで値引きになったお惣菜など買いこみまして。
お酒は私が以前に東京出張の時にお客さんから戴いた澤乃井の冷酒。カールはなんと「うすあじ」。私はカールって「うすあじ」が元祖だと思ってたのですが、違うんですかね~。いずれにしても西日本でしか手に入らないカールです。
一部の人間がちびちびと酒を呑んでいる間にも高田社員は自宅から持ってきた望遠鏡をセッティングしています。写真には写っていないですが、弊社の社員が5人。それに知り合いの技術者のS氏が奥様とお子様たちを連れて参加してくださいました。
これがアルクトゥルスだそうです。曇っていたので、星が顔を出した時だけフラフラと出ていき、iPhoneで撮影。なんのこっちゃわかんねー、と思われそうですが、真ん中あたりの小さな点がアルクトゥルスです。その他、夏の大三角形的な星々も見えていた模様。望遠鏡ではもうちょっとちゃんと見えたのですが、残念ながら望遠鏡に接続するカメラがなかったので、撮影は自前のiPhoneなんで今一つ感動が伝わらずすみません!
ちなみに望遠鏡の完成形はこれ。
木星です。かなり曇ってますが、何とか見えています。
高田社員がセットしてくれたのを覗いたら見えるのですが、いかんせん、私はあまり目が良くないためどれがどれか今一つ分かってなかったんですよね。まあ、気分、気分。
これがiPhoneでズームで撮影した火星です。ちょっと赤かったです。火星って本当に赤いんだなあと感動しました。
同じ日の同じ時刻にはテレビは火星に置き去りにされた宇宙飛行士がなんとか生き延びるというSF映画『オデッセイ』が放映されていました。そんな中、本物の火星を観るのもまた一興。
こんなイベントを弊社でやったのは初めてでしたが、改めて仕事終わりに望遠鏡をわざわざ取りに行って本物の火星を見せてくれた高田社員には感謝感謝です。また、暑い中、お子さんを連れて場を盛り立ててくださったS氏ご家族もありがとうございました!
みなさん、こんにちは!
暑いですね~。
今日から8月になりましたね。
今、『健康で文化的な最低限度の生活』という漫画が原作のテレビドラマが放映されています。生活保護のケースワーカーとして配属された新人の義経えみるが、生活保護の現実に直面しながらひとつひとつの問題に体当たりしていくというお話です。
ちょっと重いストーリーなので観るのがしんどいかなと思っていましたが、第二話を見ながら、「もうちょっと見続けようかな」と思いなおすことにしました。なぜなら、第二話では私自身が直面し易いちょっとしたボタンの掛け違いが引き起こす問題について描かれていたからです。
このドラマの第二話は、シングルマザーと子供二人の三人家族のケースでした。母親が苦労している一方で予想外に小遣いを持っている中学生と高校生の子供たち。実は高校生の兄のほうがアルバイトをしており、その収入を申告していなかったため、不正受給と見なされ、何十万かの返還をさせなければならなくなったのです。家族に感情移入していた新米のえみるは、うっかり、「何か返さなくて良い方法があるかもしれないので、上司に掛け合って見ます」と安易に言ってしまうのですが、上司はちゃんと徴収しなければならないと言う。
そこで、その家族に謝罪するのですが、母親からは「何とかしてくれるって言ったじゃないですか」と責められ、音楽の道を目指していた長男からは「無知だったら夢を追うこともできないのか」と責められ、何も言えなくなります。
このシーンが私の胸に迫りました。生活保護の実態が胸に迫るのもありましたが、自分が良かれと出した言葉が相手の怒りの感情を引き出してしまうことになってしまったという痛恨の失敗の記憶が胸に迫ったほうが正しいと言えます。
ドラマの一連の流れを見てみると、本来であれば生活保護制度を正しく知らなかったばかりに不正に受給した家族に問題があったはずです。しかし、結果的には母親からも息子からも鬼か悪魔かというようにえみるの方が責められる。
咄嗟に相手に期待を持たせたい気持ちで言葉を発してしまったばかりに。
仕事でも、ほんのちょっとした会話の順番の間違いや、咄嗟の相手を喜ばせたいと思って発した言葉や、早計な判断が思わぬ事態に繋がっていき、相手を激怒させ謝罪に至ったことが私にもここまで何度もありました。あの時、こういう風に答えていれば。あるいは、あの時、こういう行動をとっておけば。と悔やみながら頭を下げたことが何度もあります。
その多くは相手の心に芽生えた期待に気付かず、結果的に期待を裏切り踏みにじったと思われた時に起こるように思います。
ちょっと話は変わるのですが、7月に2件ほど自宅のメンテナンスを業者に依頼していました。ところが西日本豪雨があり、加えてこの猛暑です。私は豪雨があった直後に急いで、どちらも古くから知る業者さんに「豪雨があったので忙しくなると思うのですが、予定通り施工していただくということで大丈夫でしょうか?」と電話しましたが、どちらも「豪雨は関係ないので予定通り施工しますよ。また施工日が決まりましたら連絡しますね!」と即答されました。私も「今月中というのだけ守ってくだされば、特に急ぎませので」と答えました。
ところが、その後、待てど暮らせど業者さんからは施工日の連絡が来ません。
しょうがないので、とうとう急ぐ方の業者さんに7月30日に電話をしたら「すみません。この暑さで、涼しい時間帯にしか作業ができなくて。明日、やります!」と返事を戴き、ようやくギリギリの7月末日に施工をしてもらったのでした。
私としては、こういうことになりかねないと思い豪雨の直後に電話をしたのに、なぜあの時はあんなに快く返事をしてくれたのか。
その後も、今月中にできないならできないとどうして一言連絡してきてくれないのか。
こちらがせっつかなかったら7月には何の連絡もしてこないつもりだったのだろうか。
モヤモヤが残ることになりました。気が短い依頼主だったら腹を立てていたかもしれません。
言葉は怖いなあと改めて思います。
相手を喜ばせようと発した一言が思わぬ逆の結果になってしまうこともあります。
・先が見えない時、自分に判断材料が集まっていないときはできるだけ相手に確定的な返事をするのを避ける。
・まだ無理と確定していなくても無理かもしれないという予感が少しでもしたらその期限が来る前に早めに予告・謝罪をしておく。
・懇意な関係で、相手もいつもおおらかな対応をしてくれていても絶対にそこに甘えない。
といったことを私自身、何度もの失敗で学びました。あらためてドラマの新人ケースワーカーを見ながら、そのことを思い出していたのでした。