社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
三連休、いかがお過ごしだったでしょうか。私の三連休はさておいて、今回は私の夫が千葉県印西市で行われた「第4回全日本マスターズクライミング選手権大会2018」に出場してきたことについて書いておきます。
折しも、スポーツクライミングのワールドカップも開催されていましたのでそちらをご覧になったかたもおられるでしょう。
私の夫のほうは、3年前から始まったマスターズカップ(当初は60歳以上、今は55歳以上が出場可能)に三年ぶりに出場いたしました。第一回目は準優勝だったのですが、今回は残念ながら予選は通過したものの上位8人中7位という結果に終わり、入賞ならずでした。
↓夫の競技風景
夫は若い頃からクライミングをしていて、私が結婚したころにはもうクライミングで週末はクライミングをしに出掛けてしまい、休日は家にほとんどいない人でした。結婚してすぐくらいに「ドイツに一ヶ月ほどクライミングに行ってくるね」と言って会社を休んでドイツに行ってしまい、骨折して帰国してきた、というぐらいの人です。
もうそれなりの高齢で、腰や肩をしょっちゅう傷めているのですが、それでも週に5日ぐらいは仕事の合間にジムや外岩を登っています。クライミングは特に体重をそれなりに落としたほうが有利なので、大会一ヶ月前くらいから調整に入り、大好きな甘いおやつも控え、私もカロリー控えめなご飯を作ることで協力して、だいたい体重は51kgぐらいまでにしていました。
残念ながら入賞はできませんでしたが、参加賞としてクライミング用品の中から好きなものが選べるということで以前から欲しかったこのクライミング用のグローブを選んで帰ってまいりました。外の岩は石灰岩を登ることが多く、素手で登ると細かな傷がつくので、このグローブを付けて登るといいらしいです。
最近は、スポーツクライミングがオリンピック競技にも採用ということでクライミングについては徐々に知っている人が増えてきましたし、あちこちにクライミングジムができ楽しむことができるようになりましたね。
結婚当初から、「あなたも一緒にクライミングをしたらいいのに」と夫の友人のクライマーの人たちにも言われてきましたが、私個人はまったくするつもりはないです(他の趣味が忙し過ぎて)。多少は夫から話を聞くことで知識も増えてきたので、引き続き夫のサポートはしていこうと思っています。
『マネーボール』という映画をご存知でしょうか。7年くらい前にブラッド・ピットが出演していたアメリカのメジャーリーグのお話です。ざっくり説明すると、「2000年代初頭のメジャーリーグは高い年棒を出せるチームが良い選手を集めることで勝つ時代になったが、そんな中、アスレチックスというチームが統計学による分析で年棒が低いにも関わらず勝率を上げた。そこに至る葛藤や経緯を描いた映画」です。
この映画が公開された当時、この映画を観て私はものすごく、なんというかぐっときました。それはなぜか。当時、私は、アイネットを引き継いで、それまでは派遣一辺倒になっていた会社から何とか少しずつ請負い開発ができる会社へと変えようと奮闘していました。それには人材集めがポイントになります。新卒採用、中途採用など苦戦する中で、何人か採用した技術者が育ってくると同時に、今度は人材の定着の問題が出てきました。
たとえばこんなことがありました。
ある社員が辞めてしばらくしてから、その会社のトップのかたが「話がある」と訪ねてきました。一瞬なんのことが分からなかったのですが、聞いてみるとこういうことでした。その会社の管理職の方がうちの技術者と一緒に仕事をしている中で、「アイネットを辞めてうちに入らないか」と持ち掛けた結果、弊社の技術者は退職してそちらの会社に移ったということです。トップのかたは、自社の社員がいわゆる「引き抜き」のような行為をしてしまったことを謝罪に来られたのです。
こういうことは仕事をしていれば何度もあります。
そんなことに悩まされていた頃にちょうど『マネーボール』という映画が上映されました。弱小チームが頑張って技術者を育てても、ちょうど育ってきたころに金のあるチームから引き抜かれてしまう。そこに自社の姿を重ねていました。野球ならまだ移籍金がもらえるだろうけど、理由を言わず辞めていき、転職先がパートナー関係のある大手メーカーだった時の無力さ。
一方で会社を長く経営していれば、県内の同業他社の社長さんとは互いに顔見知りになってしまいますので、そういう情報はすぐ出回ったりもします。いわゆる「仁義にもとる行為」というのはすぐに出回るということです。逆に自分がそういうことをしてしまわないように、とも心に誓いました。
とはいえ、技術者がキャリアパスのために転職するのを止めるものではありません。本人の理想の働き方が弊社の働き方と食い違ったり、成長して弊社の器を超えたりして、転職するのは喜んで送ってあげたいと思っています。なので、私個人が「経営者として」堅く決めていることだけ書くと、
1、業務で関わりのある方に声をかけて自社の社員にするようなことはしない。
2、できるだけ自社の風土と馴染めるような人材の採用・育成に努める。
3、曖昧な形で「人材募集」を謳わない。
ぐらいでしょうか。
もちろんこれは私個人の経営の上での稔侍であり、他の会社・技術者に強要するものではありませんし、私の考え方が古くなって新しい時代の人材流動が主流になることはおおいに考えられます。あるいは、うちの会社の業態が変化して、グローバルに最適な人材にアクセスするようになるかもしれません。
なんでこういうことを書いたかというと、先日、弊社でお客様と打ち合わせをしている中で「私は勉強会で登壇して『技術者を募集してます!』っていうのは言わないようにしているんです」という話をしたので、どうしてそう考えているかをちょっとまとめておこうと思いました。
でもまあ、引き抜かれて死ぬほどくやしいか、と訊かれたら、実際には「うちが見出して育てた技術者がよそから所望される人材になったのだなあ。良かったなあ」というのも、なくはないです。技術者って求められてナンボですからね。あとは、自社が働く人にとって居たいと思える会社になるよう努力するのみです。
みなさん、こんにちは!
本日は、弊社ビル一階にテナントで入っております「憩味どころ隠岐」さんのリニューアルオープンの日なので、ちょっとご報告させていただきます。一ヶ月少々のお休みをいただいておりましたが、このたび、中も外も素敵に改装いたしました。実は、同時にビルの外壁の塗装もしているのですが、今年は天候が荒れる時も多く、店の正面である南側の足場を外すのが土曜のプレオープンぎりぎりになってしまい、生憎の雨の中、現場を見守ったり、お掃除したり。何とか間に合わせることができました。
じゃんっ!
たたずまいもお上品な感じです。
私もお花を贈らせていただきました。
先週の土曜日はプレオープンということで、魚屋さん、野菜屋さん、酒屋さんなどの業者さんを中心としたうちわだけの宴席に呼んでいただきました。今年初めての松茸もいただきました!
ところでよく、「行ったら山本さんのツケで呑んでもいいの?」とか「ビール一杯ぐらいサービスで出るの?」とか訊かれるのですが、わたくしが経営のお店ではないのでそこまでのチカラはございません。けど、もしかしたら、何か良いことがあるかもしれないので今後ともよろしくお願いいたします。
みなさん、こんにちは!
みなさん、お掃除好きですか?私は苦手というのもありますが、平日は仕事なので週末にやろうと思うのですがあれこれとイベントが入ってしまったりしてなかなかできません。
もっと掃除が行き届いた家に住めればQOLが上がるのに!、と思っていたのですが、この夏はちょうど自宅が築10年ということでダスキンさんに水回りを中心に一気にやってもらうことにしました。単純に自分のやり方では充分に綺麗にできないところの掃除をして欲しいというのもありましたが、プロがどんな掃除をするのか知りたいというのもありました。
依頼したのは、キッチンのレンジフードとシンク、お風呂、脱衣所の洗面、トイレです。
まず見積りの時点で指摘をされたのは、「浴室の石鹸汚れが蓄積しているので、石鹸を使わずボディソープに替えてくださいね」ということでした。実はうちの浴室は、バスタブがオレンジ色で、壁の三面が白、そしてシャワーのついている身体を洗う際に一番近い壁がチョコレート色なんで、白い石鹸汚れがすごく目立つんですね。というか、私、石鹸汚れと知らずにカビだと思ってこすってました。
次に指摘をされたのは、「よくお掃除されてるんですが、メラミンスポンジ使ってますよね?メラミンスポンジは細かい傷がついてバスタブや洗面のコーティングを削るんで絶対に使っちゃダメですよ」ということでした。ええー。私、とにかく何でもメラミンスポンジを使ってました。特にさきほど書いたチョコレート色の壁は白い汚れが目立つし、あと、レンジ回りとか鏡とか、とにかく何にでも「便利だなあ」と思って使っていたのです。
で、お掃除当日は6人がかりでお掃除していただき、要所要所で掃除のアドバイスも戴き、大変に勉強になりました。
ここで少しだけ私が学んだことを少しご披露しますと、
1、メラミンスポンジは使わないこと。鏡はダイヤモンド繊維の使われているスポンジを使うこと。
2、ただし曇り止め機能のついた鏡にはダイヤモンド繊維のものは使わないこと。
3、石鹸カスが付くので、風呂場で石鹸は使わないでボディソープを使うこと。ただし、〇〇〇〇以外のものが良い。
4、IHコンロが焦げで黒ずんだのは、クレンザーを使ってアルミホイルを丸めたものでこすること。
他にもいろいろお聞きしたのですが、とにかくシンクからコンロから鏡から何にでもメラミンスポンジを使っていた私は、掃除場所別に何を使って掃除すればいいかを教えてもらうことがほとんどでした。
ちなみにダスキンさんでは、4週毎とか8週毎とか定期便を頼むとお安いそうです。「うちは共働きだし、掃除の間家にいるのが難しいなあ」というおうちは、自宅の鍵をダスキンさんに(信頼のもとに)預けておけば、留守中に入って掃除しておいてもらうこともできるそう。
と、ダスキンさんの宣伝のようになってしまいましたが、たまには他人目線で掃除をしてもらうサービスを入れてみるのもいいかなと思います。お風呂場でも天井とか、なかなか普段はやりづらい場所も、電球まで外して掃除してもらえたりします。
あと、掃除が苦手な理由の一つに「こういうところはどうやって掃除をするのが正解か分からない」というのもあると思うので、プロのかたに質問してみると案外丁寧に教えてくれたりしますよ。
こんにちは。
ご存知のかたも多いと思いますが、漫画家のさくらももこ先生がお亡くなりになりました。私も同世代なので、かなりショックを受けました。
沢山のかたがさくら先生の死を悼みいろいろな文章を書いておられますので、私自身はあれこれと語るのはどうかなと思いますが、私も一言書かせてもらえるならば、私が大好きだったのは『コジコジ』という作品でした。コジコジというのは主人公の名前で、メルヘンの国というところに住み、学校に通い、いろんなものが擬人化したようなクラスメイトと一緒に楽しくものんきな日々を送るという漫画です。それぞれ「お正月」を擬人化した「お正月くん」とか太陽を擬人化した「ゲラン」とか変わったキャラクターが沢山出てくるのです。
コジコジの素晴らしいところはたくさんあるのですが、一番好きなシーンはコジコジがあんまりおまぬけなので学校の先生が「きみはいったい何になりたいのか?」と問うと、「コジコジはコジコジだよ。コジコジは生まれたときからずっと、将来もコジコジはコジコジだよ」と答えるところかなあ。コジコジは宇宙とか世界とかあらゆる生命そのものを象徴したようなキャラクターだったんでしょうね。
最後に私が長年愛用してきた自室に掛けてある『コジコジ』のティッシュカバーの写真を掲載します。
どうでもいいですが、ティッシュペーパーって箱本体の重みで一枚取り出せるので、写真のように壁に掛けると上手く取り出せなくてわりとイライラしますね。