社長ブログ

株式会社アイネット

皆さん、こんにちは!

 

先日のことですが、うちの出入りの担当銀行員さんが来られてお話をしていた時に「山本社長は特別定額給付金についてどう思われますか?」と訊かれて、あまりちゃんとした返事ができなくて、その後もずっと考えていました。

 

たぶん、銀行のかたは「国の施策への評価」を私に訊きたかったんだろうなと思ったのですが、私はそのことについては特にはっきりした意見が言えなくて、ただその後思ったのは、「お金には色はついていないので、それを良いものにするかどうかは受け取った人次第だよなあ」ということでした。

 

その時銀行のかたにした返事ですが、「普段わたしが貰っている役員報酬というのはどこかしら会社に何かあったときに備える意味もあると思っていて、全てを自分が自由にして良いとは思ってない感じがあるけど、給付金については個々人に配られるものなので自分が好きなことに使えるお金だと思っている」という、何となく答えになっていないようなことを答えました。

 

それから何を買おうかなあと、普通に物欲にまみれたこともいろいろ考えていたのですが、ようやくこのたび給付金の使い道に私なりの答えが出ました。

 

クラウドファンディング「ミニシアターを街に残そう!~シネマ・クレール存続プロジェクト~」に10万円を寄付することにしたんです。

 

お金を出した喜びが一番長く続くのは何かなあとずっと考えた結果、これまでもお世話になって、そしてこれからもお世話になりたいミニシアターを応援することがいちばんではないかなと思いました。シネマ・クレールに、私は年に何度もは足が運べないのですが、それでもシネコンでは出会えないような作品を観ることができますし、私の所属する映画サークルの友人たちもみんなが愛していて、岡山の映画文化を支えてくれている大切な場所です。

 

私はようやく納得の答えが出せたと思っていますが、他の人の「その人らしさ」が見えてくるお金の使い方を聞くのも楽しいので、ぜひ聞いてみたいですね。