社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
慌ただしくしているうちにもう一週間経ってしまいましたが、今日は先週の金曜に行ってきました真庭のバイオマス発電所の見学についてご報告しますね。
昨年もバイオマス発電所に見学に行かせていただいたのですが、今回は市役所で市長自らのお話も聞くことができました。真庭は「里山資本主義」のロールモデルとして全国からも注目を浴びている場所なので、市長自らが今後も含めた構想を聞かせてくださるというのは大変刺激になりました。
市役所の中を通してもらうと、市長室は木製の市長室プレートだったりと、随所に真庭市役所ならではのインテリアが素敵です。
市役所の応接室に通してもらったのは初めてですが、そこにはSDGs(エス・ディー・ジーズ)のロゴが!SDGsとは、「持続可能な開発目標」の略で2015年に国連サミットで採択されたものですが、下の写真の中に17のカラフルなアイコンがあります。これがSDGsのアイコンです。ちょうど私が所属している岡山経済同友会の今年の中心となるテーマはSDGsですし、まさにSDGsと真庭市が目指す地方社会の在り方は同じ場所を目指していると言えます。
今回は、岡山経済同友会の全政策委員長が真庭のかたということで真庭に足を運ぶことになったのですが、真庭市はなんと25年も前から地域を継続させる取り組みについて活動法人を作って動いてきたのです。その一つの大きな成果がバイオマス発電所です。
バイオマス発電所というのは、真庭の不要な木材を集めてそれをチップに固めて発電に使うというしくみで運用されている発電所で、そこでは地域の人々が運び込む庭木まで引き取ってくれ、トンあたり500円で買い取ってもらえます。更にはこれまでは難しいとされていた木の皮までもチップにすることができます。
また、木材は「山主」→「伐採業者」→「発電所」と運び込まれてる過程で買い取り費用は伐採業者にのみ支払われていたのですが、木材のトレーサビリティの管理をして、山主にも買い取り費用が払われることとなっており、より、地域で完結して経済が回るしくみがしっかりと構築されています。
発電所を実際に見学させてもらいました。ちょうど曇っていたのですが、そのせいで、モノクロのクールでカッコイイ工場写真を撮ることができました。
このあとは、CLT(直交積層材)工場を見学しました。CLTは軽く、燃えにくく、強度がある合板です。もちろん、地元の木材から作こともありますが、たとえば「福島の木で作って欲しい」なと依頼があれば、福島から運び込んだ木材でCLT作り、また送り返す、ということもしたりするそうです。
工場の見学が終わると、食事の場所に移動。「真庭あぐりガーデン」というすごくおしゃれで素敵な場所です。ショップのディスプレイも素敵だし、地元の野菜も買えます。
ジャージー牛のフォアグラのせなど、地元の食材のお食事がたっぷり出ました。
心残りは、私がその日、風邪で体調が今一つだったこと。あぐりガーデンの方々があまり食が進まないのをすごく気にしてくださいました。本当にごめんなさい。でも、ワインは何杯か飲んでしまいました!
本当に素敵な場所だし、地方の継続モデルの先端を走っているということもあり学びもたくさんあります。ぜひ皆さんも行ってみてください。