社長ブログ

株式会社アイネット

みなさま、こんにちは。

 

まずもって、このたびは西日本豪雨により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますと共に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

先週、西日本を中心に多くの地域で大雨による災害が発生しました。アイネットのある、この倉敷の地もこれまでにない豪雨に見舞われました。中でも、倉敷市の西に位置する真備町というところでは甚大な被害が出ました。そのため、多くのお付き合いのある会社さまからご心配をいただきました。ありがとうございました。幸いにも、弊社の所在地では大きな被害はなく、会社・従業員ともみな無事です。

 

ただ、私個人としては親族の中に真備町在住の者がおり、家屋の二階まで浸水となり、救助のお陰で一命をとりとめることとなりました。今は家族のところに身を寄せております。私もすぐにお見舞いを持ってお訪ねしたところ、元気な顔を見せてはくれましたがやはりかなり気落ちされていたようです。

 

そのときに思ったのは、私たちはつい軽々しく希望のあるような言葉を探して声掛けをしてしまうけれども、それは実はしてはいけないのではないかということです。

「家はダメになってしまったけれど、みんな無事だったから良かったじゃあないですか」とか「大変だったけど怪我もなくて良かったね」などという言葉が口をついて出ます。ですが、被災された側は励まそうと口をついて出たそれらの言葉に却って傷ついてしまうように思うのです。「あなたは『良かったね』と簡単に言うけれどちっとも良くないよ」と心の中では叫んでいるのを感じます。

私自身、「ご親族が無事で良かったですね」と何度か言われているうちに、ううーん、そういう簡単な言葉で片付けるのは難しいなあとモヤモヤし始めたのです。

 

被災したばかりの絶望している人に、簡単な希望を口にするのはよくないと。希望は、絶望している人が自ら時間をかけて見出すまで周囲は待つべきだと。

 

そういうことを、接していく中で強く感じました。

 

私自身、これまで各地の災害の被災者のかたといろいろなお話をしてきた中で、迂闊ななぐさめや希望を口にしていたかもしれないことを反省しています。

 

これから西日本全体が復旧するのには時間がかかると思いますが、焦らずできることをしながら進んでいきたいです。