社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
今日は社内読書会『事業をエンジニアリングする技術者たち』第一回目について書きます。実はアイネットで技術者向けの書籍の読書会を開くのは初めてなので、試行錯誤も含まれた形のレポートになります。なのでうまくいった点もいかなかった点もどんどん書いていこうと思います。
この本は株式会社VOYAGE GROUPの各サービスを作っている中の人のインタビューを和田卓人さんが行い、編集した本で、プロダクトの立ち上がり方や時代に合わせたチームの変遷などについて知ることができる本です。これから弊社も事業をエンジニアリングしていける技術者を育てて行きたいと思っているので初回の読書会に選ばせていただきました。
読書会の進め方には輪読形式や写経形式などいろいろありますが、今回は各自あらかじめ一章を読んできてzoomでオンライン越しに語り合うといった形です。アジェンダはこんな感じでHackMDというツールにマークアップ形式で書いておき、当日はこれに発言を書き足していく感じで議事録を取りました。
あと、この本の特徴としてところどころに和田さんが挿入されている付箋型コメントが私たちの業界を象徴するようなコメントであふれていたので、これをmiroというコミュニケーションツールで共有して進めていきました。ちなみにmiroは私が最近一人ブレストで使いだしたツールですが、複数人でシェアすることができます(こういうツールをいろいろ試してみるのも今回の読書会の目的です)。
アジェンダとして、まず「ざっくりした感想」、次に付箋型コメントを見ながら「業務で経験したエピソードを語ろう」、そして最後に「これから自分の作業に活かしていくことを語ろう」という順番でした。
今回の第一章はfluctという広告配信サービスのお話です。2010年からオンプレで開発が始まったのですが、途中でいろいろな試行錯誤がありクラウドの活用に踏み切っていくところの当時の状況などがかなり詳細に語られています。その中でインパクトがあったのは、管理画面というかなり巨大化して手を入れるのがどんどんきつくなっていった機能を、サービスを続行しつつかなりの腕力でリファクタリングしていった経緯ですね。
で、このあたりを受けて、「エンジニアの中でも腕力が強い人」というのがチームの存亡を握っていたりすることについて、私たちは今後、単に腕力のある人に依存しない在り方がどうなのか、について話が盛り上がりました。
また、私が個人的に気になったフレーズは「ついカッとなってパッチを投げまくっていた」という部分で、この本の文脈では「カッとなる」は技術的負債を放っておけずにゴリゴリとやっつけていったあたりのエピソードで出てきた言葉ですが、「腹を立ててカッとなる」というよりは状況的に「やりたい・やらなきゃ・やるべき」みたいな感情が高まって行動に移っていく瞬間の強い感情のことですね。技術者ならとても分かる感じと思います。
まあ、私もこの読書会も「カッとなって始めた」部分はありますし、たとえば「そろそろあれをどうにかしたい」というものについて「そろそろ採用の筆記試験にカッとなりたい」とか「新人研修の内容にもカッとなりたいね」とか「カッとなり過ぎるとやることが増え過ぎてしまうので抑える必要もある」みたいな使い方をして盛り上がってました。
あと、「最初はよかれと思って導入したものがアンチパターンになる」みたいなのも話題が膨らみましたね。これも技術者あるあるではないでしょうか。
で、最後に今後の自分の作業にどう活かしていけるか、について話をしたのですが、
・滅多にない作業を腕力がある人がやりがちだけど、一緒にやっていく
・「今更人に訊けない〇〇」、みたいなのを勉強会でやっていきたい
・Slackの流量を増やしたい
みたいなことを口々に言い合ってお開きとなりました。
やって良かった点は、個人的には最近は集中して本が読めないので読書会のためにHackMDに内容を要約していく作業ができたこと。結果、事業のエンジニアリングが自分ごとのように深く捉えることができました。
あ。で、ですね、読書会の議事録は社内のBackLogに載ってます>アイネットのみんな~。でもBackLogを見に行かないよね、っていう人のために社長ブログでダイジェストとしてこれを書きました。実は昨日の読書会は参加者が私含めて3人だったので、今年中には5人に増やすためにプロモーション頑張ろうという話になってます。
みなさん、こんにちは!
今年の社内セキュリティ研修を6月19日に行いました。というお話です。
毎年行われるセキュリティ研修は、関東メンバー岡山メンバー全員が一同に会するわけですが、今年も新型コロナウィルスの関係でオンライン開催となりました。セキュリティ研修は主にセキュリティ委員会が主催、その前の時間帯に行われた新人歓迎会はインベント委員会が主催してくれました。
直接対面で会えないのは残念でしたが、オンラインとはいえ30名を超える弊社メンバーが全員集まったのは久しぶりなので嬉しかったです。ていうか、テレワークしている人もいるしフロアもできるだけ分散して作業しているしで、最近は「うちの会社って7,8人の会社かな?」って錯覚しそうなぐらいでして、「意外と会社の人いるじゃん!」って思いました。
社内のセキュリティルールやその年のセキュリティに関するトピックをセキュリティ委員会メンバーがスライド作りから録画まで頑張ってくれたものを皆で視聴しました。今年のトピックは「テレワークにおけるセキュリティ意識」と「ランサムウェアの脅威と対策」でした。あと、急遽入れたトピックとして、富士通のプロジェクト情報共有ツール「ProjectWEB」の不正アクセスに関する、現時点での最新の情報について共有しました。
セキュリティ研修後には参加者の理解度を図るe-Learningの実施を行います。
今年も設営してくださった皆様、参加の皆様、お疲れ様でした。また、我々の業務に必須のセキュリティ意識について今後とも高めていく所存ですので、よろしくお願いします。
みなさん、こんにちは!
少し前に「採用のために社長ブログを更新したんですか?」と訊かれて、いや、そういうわけではないんですよ、と思ったのですが、たしかに更新頻度が落ちていて採用向けに慌てて書いたと思われてもしょうがないですね。
なぜ間が空くのかと言えば書いていて楽しくないからで、なぜ楽しく書けないのかと言えば、やはり新型コロナウィルスで生活にメリハリがないからではないかと推測しています。今朝の朝礼でも、生活からメリハリが失われていってるという話をしたばかりです。
ともかく会社としてはメリハリも必要なわけです。なのでようやく重い腰を上げて来年迎えることになる弊社50周年の記念事業について広告代理店にいろいろと提案をしてもらうことにしました。
ここで改めて、周年事業を行う目的を明確にするようにと広告代理店のかたに言っていただきました。そうしないと、予算ばかりかかってもそれがその先の投資にならずただのコストになってしまうからだと。
単発で式典をやるとかではなくて来年度一年を周年イヤーととらえて、五月雨式にいろいろやっていきたいなと思ってます。節目にあたって何かを刷新することもやっていきますが、これまでやっていたイベントと周年をからめていくのがアイネットらしいのではないかなと思ったりもします。
実は新型コロナウィルスの影響で各種式典が中止になってしまっている今、他の会社がどんな「これまでと違うやり方・工夫」をしているかという事例を知りたかったのですが、残念ながら代理店さんからはそういう事例はちょっと出てきませんでした。どちらかといえば、人数を絞って、厳重に対策をしつつ集まって開催されている模様。でも、アイネットはIT企業なので、ITを活用して離れている皆さんにも何かお届けしたいとも思っています。
さて。実行委員会を立ち上げましょうかね。
みなさん、こんにちは!
今日は最近の趣味である「山歩き」について書きたいと思います。かっこいい呼び方をすると「トレッキング」などと言います。
始めたきっかけは、テニスで肘を傷めたことです。それで半月以上テニスを休んでいるのですが、その間なにもしないでいるのではなく復帰に向けて下半身や体幹などを鍛えておきたいなと思ったのです。ちょうど夫が肩を傷めてかなり長い間ロッククライミングを休んでおり、その間、山歩きをしていたので私も便乗することにしました。
といっても、夫がやっている岩稜歩きはかなり難易度が高く私にはとても無理そうなので、初心者の私でも傷めた右腕を使わずに登れるコースを選んでもらっています。
ゴールデンウイーク中にも三回目の山歩きに行ってきたのですが、行ったのは以下の3ヶ所です。
4月18日は和気富士に登りました。初めてだったので、恥ずかしながら途中で音を上げてリタイアしました。
4月24日は龍ノ口グリーンシャワーに行きました。和気富士より安易なコースだったので、無事に完登することができました。
5月3日は津山の那岐山に行きました。こちらは私にはなかなかきつくて、登り始めで緊張のあまりパニックになってしまい、途中途中でも「もう無理」と言いながら、どうにかこうにか完登することができました。
本格的に山歩きをしたのは初めてで、精神的にはなかなかきつくて、途中では「どうしてこんなことをしているのだろう。もう二度と山登りはしない」と思いながら歩くのですが、登り切って、降りてくればなんとなく精神的に自信がついて自分の考えの枠組みが一回り大きくなった感じがします。
連休は、それなりの数のハイカーさんともすれ違ったのですが、みんなどういう気持ちで山を歩いているんだろうなとずっと考えていました。
最近になって、作家の村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』という著書を読み返しています。ある時、作家になると決心してから、自分の体重のコントロールのために走り始め、そこから年一度のマラソンやトライアスロンに挑戦するようになった著者が走ることについて書いています。
マラソンは登山にとてもよく似ていて、著者自身、走らない人から「走ってるときは何を考えているのですか」と訊かれることも多いそう。
2007年に発刊された本ですが、今の私がこの本から学ぶこ、うなずくこと、刺激を受けること、けっこう多いです。
みなさん、こんにちは!
今日は社内の消防訓練について書きます。実は社内で消防訓練をしたのは初めてでしたが、以前より大事な課題として検討していました。そのため、一昨年は私のほうで甲種防火管理者の資格を取り、昨年は弊社の高田社員に甲種防火管理者の資格を取ってもらいました。アイネットは自社ビルということもあり、ビル内の防火管理は自社で行わなければなりません。
消防訓練は年二回行い、都度、消防署に対して実施前の計画と実施後の報告の提出を行う必要があります。その計画を策定するところから高田社員には社内のBCP委員会の委員長という立場で初回の消防訓練の指揮を執っていただきました。
実施は4月15日午後3時より行い、テレワーク従事者は除いて、出社作業がある人で集まりました。
まずは消防訓練の目的などについてスライドを使って説明をしてもらい、次に、緩降機というロープをかけて窓から避難する器具について説明動画をみんなで見ました。
次に実際に消火器と緩降機の実物を使っての訓練です。消火器は実際に消火活動をするわけではないですが、意外と設置場所や使い方を知らない人も多いと思うので、場所の確認や、使う時の手順や心構えについて確認をしていきました。
緩降機を使う際にはヘルメットの着用をし、全員が腰ベルトの装着までを体験しました。
最後にビル内を移動して、室内のコンセントの位置、消火器の位置、防犯ベルの位置などを指差し確認していきました。
全部で1時間半ぐらいで終わりましたが、やはり年二回は行わないといざという時に速やかな行動ができないと感じました。
我が社では、次の秋の消防訓練までの時間をBCP(Business Continuity Plan 事業継続計画)の策定に取り組みます。これは災害など緊急事態において、企業が事業を継続していくために事業継続や災害の備えについて計画を立てておくもので、中小企業庁が旗を振ってBCP策定を推奨しています。
コロナ禍で大型災害に対する意識が少し低下している現在ですが、巨大地震や豪雨災害など、いつ発生するか分からないものに対する備えもしっかりしていこうと思います。
高田委員長、ご参加の皆さん、お疲れ様でした!