社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは。
今日は父の一周忌の法要を自宅で行ってオンライン中継したことについて書きます。昨年、私の父であり弊社会長であった岩崎重治が逝去したのが6月15日のことでした。あれからはや一年が経ちました。
昨年、葬儀を終えた時点で、同じホールで一周忌を行うように予約を入れていたのですが、その後、社会は新型コロナウィルスのことで県境をまたいでの行き来がしにくくなってしまいました。今、近い親族は、横浜、大阪、島根と離れています。皆さんに連絡をしましたが、皆、このようなときに集うことを躊躇しました。いろいろ迷った挙げく、6月13日の土曜日に自宅で一周忌を執り行うことにしました。参加するのは私と私の家族だけです。三人の寂しい一周忌になりましたが、思い立ってオンラインで法事の様子を中継することにしました。前日には自宅に小さな祭壇をレンタルして飾り、お坊さんには連絡してオンラインでの中継の許可もいただきました。
母も妹も叔母もオンライン会議システムは初めてです。特に母と妹はスマホでの参加が不安だったので、当日までに何度か練習をし、なんとかやり取りができるところまでこぎつけました。当日も、無事にオンライン配信の様子を見てもらうことができ、島根の叔母(父の妹)も「どうなるかと思ったけれど、ちゃんと法事がしてもらえて良かった」と涙ぐんで喜んでくれました。
こういう法事の在り方の良い点は、離れていたり身体の具合がよくないかたの参加も可能であること。移動で長い時間を拘束されなくて済むこと。一方で良くない点はやはり、オンラインでのやり取りに慣れていない方を緊張させたり参加がうまくできない方を出してしまうこと、あと、法事の事前準備や事後の御礼の連絡を私のほうでやるので負担が大きくなることでしょうか。
一長一短ありますが、こういう時だからこそダメ元でも連絡してみて、新しい生活様式にチャレンジしてもらえたのは本当に良かったと思います。お互いに「三回忌には集えると良いね」と言い合って、オンライン中継を終了したのでした。