社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
今日は「今年は勇気を出して立ち止まろう」という気持ちで過ごしていることについて書きます。昨年までは、趣味で電子工作をしたり、同人誌をサークルで一緒に作って売ったり、あるいは試験を受けに行ったりしていたのですが、今年は敢えてそれらを惰性で続けずにひとつひとつ手に取って棚卸しをしています。きっかけは、時々ここにも書いているように、父の病気療養のサポートの時間が長くなって休日に時間が取れなくなってきたことにあります。休日に何かを予定していても、結局、実家に行くことになり何もできないストレスだけが溜まっていく状態でした。
それで、敢えて今年は「趣味と思っていても結果的にストレス要因になってしまうことを取り除いていこう」と考え、一旦、多くのことの手を止めて、時間の遣い方、お金の遣い方について再構築しているところです。
以下、やっていることです。
1、優先度の低いことはアウトソーシングをする
たとえば私の場合、本業の経営のほかに、社屋ビルの管理をしていました。ビルに関わる修繕の発注や、修繕作業の立ち合い、集金、トラブル対応(ガス、水道などの異常)など、一つ一つはたびたび発生することでなくても、そのたびにストレスが溜まって行きます。これは管理会社を入れることにしました。自分でも今までなぜ早くそうしなかったのかと反省しきりです。私の一番大事な仕事はアイネットという会社の経営の舵取りであり、それ以外のことで疲弊している場合ではなかったと今更ながら実感しています。
2、映画や読書などの娯楽を義務化しない
私は映画サークルに入っているのですが、このサークルでは月に3本の課題を決めて、次の月に集って感想を語り合うんです。これ、年間80本とか100本観ている人(実際にいるんですよ)にしたら息をするようにできることですが、私がそんな風に観ようとすると思うとかなり時間を使います。あまり無理をしてきっちり3本観ようとするとスケジュールのやりくりがきつくなってしまいます。同様に、読書も、本来は娯楽の筈なのに話題の本を買い過ぎて積読本が溜まったりすると負担を感じてしまいます。自分が「映画好き」「読書好き」であるという属性を守りたいと思い過ぎず、読みたいものがあれば読む。早く読みたいとわくわくするようなものだけ読む、というのに気を付けています。
3、初学者向けの本や図解本を敬遠しない
「はじめての」などと銘打ったイラストが多様されているテキストなどで勉強するのを敬遠していたのですが、内容の複雑度が上がると一回読んだだけでは理解できないまま放置してしまうので、気楽に読める程度のものを何度も、あるいは何種類もパラパラと呼んだ方が圧倒的に良い気がします。たとえば、弊社では統計検定受験を推奨して会社で取り組んでいますが、いきなり受験向けのテキストに取り組むよりは、Newtonなどの特集を何度も読み返すほうが、なぜ統計や確率を学んだ方が良いのか、どういうシーンで使えば良いのかなどがしっかり理解できます。今は、急いで検定本など読まずに、原点に戻って学び直しています。
4、家にいる時間をできるだけ長くとる
これはかなり難しくて、かなり重要です。皆さん、週末のイベント参加で疲弊していませんか?技術者が集うイベントは刺激的だし、コミュニティの絆は深まるし、なんというか「遊びと仕事が一体化してる」って感じがして、家族持ちの人も理由にし易いですよね。でも、生活のQOLを一定以上保つには、家にいる時間をしっかりと確保しないと難しいと痛感しています。家が片付かない、家の掃除ができていない、家事が苦手、ということの最大の理由は「家にいる時間が少ないから」だと思っています。基本的に、家を一定レベルでちゃんと保つには「週末にまとめて掃除や洗濯をする」ではなく、できるだけ一日単位のルーチンである程度のことが回せていないと無理です。
また、イベントでアウトプットするのは自分の成長において効果的ですが、私は最低でも一つのイベントでのどんなにささやかな内容のアウトプットでも準備に三ヶ月は必要だなと感じています。なのであまり頻繁にアウトプットをすると一回一回のクオリティが確実に下がります。
あと、ついついいろんなものに手を出してしまう自分に忠告をしてくれる人を身近に持つのも大事ですね!
というわけで、コミュニティのみなさん。また戻ってきたら仲間に入れてください。
当面は、6月開催のオープンセミナー岡山2019での登壇に力を注ぎます。