社長ブログ
株式会社アイネット
みなさん、こんにちは!
連日の新型コロナウィルス関連の報道に不安や迷いを感じられているかた、多いと思います。
いま、いろいろな界隈のかたにお話を聞き、それを総合して先の予測を少しでも確かなものにして経営判断をしていきたいと思っています。少なくとも今わかるのはこのコロナ禍が一年程度で終わるものではなく、向こう何年もに渡り私たちの生活の形を変え続けるものであるということです。
さて、以前ここで「給付金について自分らしい使い方」ということで、「ミニシアターを街に残そう!~シネマ・クレール存続プロジェクト~」に寄付したことを書きました。その返礼品が、昨日届きました。私の寄付額での返礼品は①館長お礼メッセージ②35mmフィルム缶(1000ft)缶内径:259mm、重量:365g、カラー:シルバー、鋼材:亜鉛めっき鋼鈑③鈴木卓爾監督デザインポストカード④看板猫クレオ缶バッジ⑤特別記念書籍ということで、書籍は準備ができたら送っていただけるようですが、それ以外のものを先に頂戴しました。
フィルム缶なんてこんな機会でもなければ一生手にすることもなかったと思いますので、大切にしたいと思います。
以前のブログにも書きましたが、私自身は月に何本も映画を観に行くような時間的かつ体力的な余裕がないので、映画館の存続を「映画を観る」という形で支えるのは難しいのが正直なところです。なので、こういう「映画を観る」以外の形での応援企画を立ち上げていただけたこと、有難いと感じました。
いま、この「応援」というのがとても重要なキーワードになっていると感じます。
今日のお昼休みに仕事を通じて知り合った知人の女性の方たちとオンラインでランチをしていろんなことをおしゃべりしたのですが「コロナで価値観が変わったか」という話題になったときに、ウェブ制作系のお仕事をされている方が「物の売り方が変わっていくのを感じている。今は『応援したいお店』の売上がどんどん伸びている。そのお手伝いの仕事がとても増えた」ということを仰っていました。
この人々を「応援したい」という気持ちにさせるのはどんなお店なんだろう。それは、もう、何年も積み上げてきた信頼であり、存在価値であって、いわば「無形資産」ですよね。会計の世界では「無形資産」はこれまで「ブランド力」や「特許権」とされていましたが、ここにきて「応援され力」というものがあったと気付かされました。みなさんの会社の「無形資産」はなんですか。「要領が悪い」「金儲けが下手」と言われるような会社にこそ、ひそかに「応援され力」が育っているかもしれないですね。